ご挨拶
謹啓
皆様におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は、一般社団法人膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク (JAMP−PBC)に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび、第10回膵がん・胆道がん教室ワークショップを2026年2月14日(日曜日)に国立がん研究センター中央病院で開催させていただくことになりました。
膵がん・胆道がんは予後が厳しく、患者やご家族にとって精神的・身体的・社会的な負担が極めて大きい疾患です。近年、医療技術の進歩とともに、患者支援や教育の重要性も再認識されており、特に多職種による協働、そして「患者が自ら学び、語る場」の整備が求められています。本ワークショップは今回で10回目の開催を迎え、これまで予後の厳しい膵がん患者のサポート体制のあり方について、多職種で検討を重ねてまいりました。
コロナ禍を経て、従来の教室活動は大きな転換を迫られましたが、その過程で見えてきた新たな可能性もあります。本ワークショップでは、全国の医療機関における患者支援・教育の実践を共有し、「これからの患者教室の在り方」を再考します。
加えて、本ワークショップは、膵がん・胆道がんの患者支援に携わる医療者ネットワーク「JAMP(Japan Alliance for Medical Professionals Supporting Patients with Pancreatic and Biliary Cancers)」の設立後、初めての年次総会としての意味も持ち、支援の輪を広げる重要な一歩となります。
最後になりますが、本ワークショップでの学びが皆様の日々の活動の一助になれば幸いです。そして、2月14日は会場にてお会いできますことを楽しみにしています。
尾阪 将人