エクスカーション
◆エクスカーション
【日程】
2025年11月10日(日)8:00-15:00
集合:8:00 一ノ関駅前(時間は変更の可能性があります)
解散:15:00頃 一ノ関駅(時間は変更の可能性があります)
【場所】
〒021-0102岩手県一関市萩荘字栃倉73-193
参加者は全員JR一関駅よりマイクロバスで移動します。
参加費:2,000円~2,500円前後(人数確定後、HP上でお知らせします。)
外部リンク:知勝院 公式HP 日本初の樹木葬 知勝院(ちしょういん)

岩手県南部を流れる北上川水系磐井川支流久保川流域には、昨今稀有となった伝統的な「なりわい」によって形成された里山の環境が流域規模で良好に残されています。地域で自然再生型樹木葬墓地を営む知勝院先住職の千坂げんぽう氏はこの流域を「久保川イーハトーブ世界」(イーハトーブとは、作家宮沢賢治の心象世界中の理想郷)と名付け、30年程前から民意による自然再生の取り組みを行ってきました。一方、過疎化による管理放棄や侵略的外来種の侵入などによる負の影響も近年顕在化してきています。この自然環境と生物相をより守り残し育むため、環境省・国土交通省・農林水産省が主管する自然再生推進法に基づく法定協議会「久保川イーハトーブ自然再生協議会」実施主体として「久保川イーハトーブ自然再生研究所」を設立、久保川流域(支流栃倉川流域を含む)の東西約9km、南北約4kmの範囲を対象地域として、法律に基づく自然再生事業を2009年から実施しています。2023年には日本自然保護協会の自然保護大賞を受賞し、また知勝院所有地である約40haが環境省の自然共生サイト・OECM登録地として認定されました。
久保川イーハトーブ世界の一番の特徴は、600箇所を越すため池が存在することです。ため池群と久保川を中心とした水辺環境の多様性と質の高さは群を抜いており、現在までに確認されたトンボは71種にも上ります。暖地性のホソミオツネントンボ、アオサナエ、トラフトンボなどと、寒地性のオゼイトトンボ、ルリイトトンボ、カラカネトンボ、オオトラフトンボなどが共に分布することも大きな特徴です。
時期的に晩秋ということもあり,観察できるのはオオアオイトトンボ、キトンボ程度かと思われますが、キトンボは晴れれば多数のペアが産卵に訪れる情景を観察できます。当日はキトンボの産卵時間に合わせて見学できるように配慮します。
今回はこの環境とその再生事業の取り組みについて、皆さんに見ていただくのがエクスカーション実施の趣旨となります。皆さんのご参加を心からお待ちしています。
※参加者は仙台での大会終了後、一関市(岩手県)に移動いただき9日夜は一ノ関駅周辺で宿泊してください(一関までの移動・宿泊に関する手配・支払いなどは各自で行ってください)。
移動手段の例:高速バス(東日本急行)
[高速乗合バス時刻表 仙台駅前-一ノ関線]より安全に、より親切に、より快適に、高速乗合バスは【東日本急行株式会社】
移動手段の例:新幹線(JR東日本)
【注意事項】
・一ノ関駅周辺には宿泊施設が多くありません。参加希望者は早めの予約をお願いします。
・現地周辺にはコンビニ等がありません。各自、一ノ関駅周辺で水分や昼食を購入の上、集合してください。
・敷地内で採集は可能です(節度ある採集をお願いします)
担当:喜多英人([email protected])
細かいプログラムは10月上旬頃、HP上でお知らせします。