ご挨拶

ご挨拶
膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク学術集会2027学術集会大会長 河邉 顕独立行政法人国立病院機構小倉医療センター 消化器内科 医長(一般社団法人膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク 理事)

「膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク学術集会2027」を2027年1月9日(土)、10日(日)の両日に福岡県北九州市にて開催させていただきます。

このような、全国規模の学術集会の運営を担当させて頂くことは、私にとりまして、また小倉医療センターにとりましても大変光栄に存じますとともに、その責任の重大さに身の引き締まる思いです。このような機会を与えてくださいました一般社団法人 膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク(JAMP-PBC)の理事の皆様に心より感謝申し上げます。

膵がん・胆道がんは予後が厳しく、患者やご家族にとって精神的・身体的・社会的負担が極めて大きい疾患です。SNSの進歩による種々雑多な情報の氾濫は、患者・家族の病気や治療についての正確な理解、判断を混乱させ、さらに不安を増加させている現状があります。

2007年国立がん研究センター中央病院 奥坂拓志先生により始められた患者・家族支援のための「膵がん教室」は、現在では全国15の医療機関へ広がり、コロナ禍でも各病院で様々な工夫のもと継続されてきました。2025年5月2日一般社団法人 膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク(JAMP-PBC)の設立、2026年2月14日「第10回膵がん・胆道がん教室ワークショップ」が、尾阪将人先生(がん研有明病院)のもと、国立がん研究センタ−中央病院にてコロナ禍を経て7年ぶりに開催されました。これらの新たな挑戦と活動再会は、膵がん・胆道がん患者・家族支援に携わる医療者への力強い後押しとなりました。

今年度の本学術集会2027は、さらなる発展を目指して、1月9日に「第11回膵がん・胆道がん患者支援ワークショップ」(北九州国際会議場)、1月10日に「第1回医療者のための膵がん・胆道がん教室」(AIMビル 3F)の2つのプログラムを開催いたします。「第11回膵がん・胆道がん患者支援ワークショップ」は、従来の「膵がん・胆道がん教室ワークショップ」から、膵がん・胆道がんの患者・家族への支援に関心のある多職種の医療者の参加を全国規模で広く募る学会へとステップアップいたします。さらに、多職種の医療者へ向けての膵がん・胆道がん患者支援ついて、専門家とともに学び、議論をする場として「第1回医療者のための膵がん・胆道がん教室」を翌日に開催いたします。本学術集会は、患者、家族への支援の再考、今までの「教室」とは異なる支援の提案、院内・院外・他業種による共同支援のあり方など、新しい患者・家族支援を創出する機会となり、支援がさらに発展、展開、継続していく契機となることが期待されます。

本学術集会のテーマは「進取果敢〜持続可能な患者支援のために〜」と致しました。「進取果敢」とは、“自分自身の意思で積極的に取り組み、大きな決断力を持って、失敗を恐れずに取り組むこと“という意味があります。本学術集会も新たなステージに入ります。ここで得られた知見が、皆様方の今後の活動の一助となればと考えております。

固い話ばかりをしましたが、以前から本ワークショップは和気あいあいとして、笑顔の絶えない、居心地の良い会が特徴でした。この伝統は守っていきたいと考えております。ぜひ、皆様方とともに楽しく、学会を盛り上げていきましょう。

最後に、北九州市は鉄鋼と石炭産業で発展し、三大都市圏を除く地域では初の政令指定都市に指定された歴史があります。また、幕末から明治時代にかけて日本の近代化に貢献した産業遺産群「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として、ユネスコ世界遺産に登録されております。一方、鮨、焼き肉、うどん、ラーメン、ぬか炊きなどなど美味しいものにも枚挙にいとまがありません。大いに勉強した後は、グルメに観光に楽しんでもらえたらと思います。

北九州の地で、皆様方にお会いできるのを楽しみにしております。